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とりあえず「紙ベース」って言うじゃん。

どうも。細かいこと気にしすぎて面倒な人物ランキング日本ランカー(アジアランカーくらいいってるかも)のこばやしです。日々、細かいことを気にする生活を送っております。皆さんなら気にならないようなことをガンガン気にしていきます。


今回気になったのは「紙ベース」という言葉の使い方。紙ベースって皆さんは日常生活で使用しますか?人によっては全然使用しないという方もいると思います。僕は今働いている職場が急速にデジタルトランスフォーメーション?しておりまして。といっても、もともとがトンデモ時代遅れなところからのスタートなのでそんなにスゴイ感じではないのですが。それで、デジタルの対極のひとつとして紙ベースっていう言葉がよくつかわれている感じです。まあ、あるじゃないですか。新しく覚えた言葉とか、カタカナ語とかってちょっと頻繁に使いたくなるみたいなやつが。たぶんそういう感じのものだとは思います。でも、それにしてもすごく良く聞くんです、紙ベース。


それで、日々、いろいろな紙ベースを聞いているうちに、だんだんとその使い方が気になりだしたんです。しまいには、紙ベースってなに?って調べるようになり、モヤモヤが止まらん状態にまできてしまいました。


例を出しながら説明します。たとえば、「今日の会議で配布する資料は紙ベースで集めよう」などは納得の使用例です。つまり、会議の資料は紙だけでなくデータやそれ以外の何かしらのモノでも配布できるけど、基本的には紙ということにしよう、という解釈です。ほかには「毎日の仕事が紙ベースで行われるから、机が散らかるよね」なども、仕事で使うものが基本紙だよね、くらいの意味で受け取れるのでモヤモヤしません。


で、ぼくがモヤモヤするのはこんな例。「その資料はデータで配る?紙ベースで配る?」…間違っているとは言い切れない。でも、なんかすごくモヤモヤするというか、「紙」でよくないか?と思います。他には、会議中に1部しかない資料を回覧してもらっているときに「いま、追加の資料を紙ベースで回してもらっています」とアナウンスされたとき。あ、あかん、モヤモヤが止まらん、となります。これも、紙ベースではなく、もうその資料はそれ1つなんだから、それが紙なら紙やん。紙ベースじゃなくて、紙やん。


多分、僕のなかで「紙ベース」は修飾語なんだと思います。だから、厳密にいうと「紙ベースの」とか「紙ベースで」などの省略形なんです。苦手な英語でも恐る恐る調べてみましたが、「paper-based」という語が出てきました。この単語なんかは僕の感覚にフィットします。「紙を基本とした」みたいなニュアンスなんです、紙ベースというのは。だから、さっきの資料の回覧の例でいえば、回しているのは「紙」であって、「紙を基本とした」という概念ではないのです。また、資料の配り方をデータにするか紙ベースにするかの例についても、配るときにはデータか紙なのであって、紙ベースで配るというのは現実的に無理ではないかと思うんです。「紙ベース」というのは前提の共有に過ぎず、結果としてどうであるかは、紙、データ、それ以外の何かに固定されているはずです。ここまで書いていて整理されてきましたが、「紙ベース」というと、まだ今後の展開の多様性を動的に内包しているようなイメージです。


こんなことを日々考えています。まったく、仕事しろ(この記事は業務外で書いております、ご安心ください)。